本日のランチ(9月11日・月曜日) 世界のソウルフード・エジプト編


本日のランチ:

毎週月曜日は、「世界のソウルフード」をコンセプトに、私マスターの櫻井がメニューから調理までを担当しております。

本日9月11日といえば、、、

16年前の今日9月11日は、アメリカで同時多発テロが起きた日であります。まさにその日その時その瞬間、私はエジプトの紅海にあるリゾート地シャルメルシェイク(Sharm El Sheikh)に出張中でスクーバダイビングの真っ最中でした。夕方ボートで港に戻ると、現地代理店の社長ヤセルが半分泣きながら、「サクライ、大変なことになった。 ニューヨークのワールドトレードセンタービルの2棟共に旅客機が突っ込んだ。さらにペンタゴンに1機、ホワイトハウスにも1機(注:これは後に誤報とわかる)だ」。と言うではないですか。「馬鹿なこと言わないでくださいよ。そんなジョーク笑えないです」。という私にヤセルは「早くホテルの部屋へ戻ってテレビをつけてみろ」!!と。 そしてホテルの部屋で見たテレビの画面には、あの凄まじい光景が繰り返し流れているではないですか。。それを見ながら「ああ、ひょっとすると暫くの間メシが食えなくなるかも知れないな」と思った私でありました。。

そんな日の今日は、エジプトの料理を作ることにしました。エジプトの国民食といえば、ご飯をマカロニと一緒に炊いたものにトマトのソースをかけた「コシャリ」というのが有名ですが、今日はコシャリではなく、「エジプトのお袋の味」、モロヘイヤを作ります。モロヘイヤといえば今や日本でもすっかりお馴染みの栄養たっぷりの野菜ですが、現地の食堂で「モロヘイヤ」と頼むと、チキンブイヨンで炊き込んだご飯の上に焼いた鶏のモモ肉が載ったお皿と、スープよりもドロッとしたやや日本のカレーのようなモロヘイヤスープが一緒に出てきます。モロヘイヤはご飯の上にかけて、カレーライスのように頂くのであります。 モロヘイヤの作り方は、鍋にオリーブオイルとニンニクを入れ、香りが出てきたらコリアンダーパウダーを入れてさらに香りを出し、そこにチキンスープと刻んだモロヘイヤを加えて塩コショウで味を調えます。 エジプト人とモロヘイヤの話をしていると「ウチのお袋はすげーニンニク効かせてさ」とか、「ウチはご飯じゃなくてパンで食べるんだよね」など各家庭でその味や食べ方はさまざまなようです。 今日はセットで”揚げ茄子のヨーグルトサラダ”または”アラブ風フレッシュサラダ”のどちらか1つが付いて¥700です。

 

【本日のメニュー】

チキンライスとモロヘイヤ(サラダ付き) ¥700

 

【営業時間】

11:30から14:00 ※なくなり次第終了します。

ランチの営業は、毎週 月~木(祝日は休業となります)